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11/24(日)曽許乃御立神社と3摂社巡りサイクリング 体験記
浜名湖サイクリング月間[30daysハマイチ]プログラム。「浜名湖サイクリングスタイル」のひとつ
11月24日(日)『曽許乃御立神社と3摂社巡りサイクリング』が行われました。
11月24日(日)、この日は太陽サンサン、風も穏やかで、空気も澄んでサイクリング日和。
浜松市呉松町にある『曽許乃御立神社(そこのみたつ(『みたて』と読んだ時期もある)』に集合して、10名の参加者とともに、歴史探訪の自転車旅に出かけました。
浜名湖サイクリング月間[30daysハマイチ]のコンセプトが、「地域の歴史・文化や暮らしとふれあう機会の創出」なので、ピッタリの企画なのだ。
歴史ガイド役は、浜松市博物館の鈴木館長がつとめ、明応地震(この地震で浜名湖は遠州灘とつながり汽水湖になったと言われている)以前の浜名湖の姿を示しながら、庄内湖が独立していた古代に思いをはせて、曽許乃御立神社と周囲をお守りする摂社の存在、地理的な考察についてお話が聞けました。
曽許乃御立神社は、767年にこの地に創建されたと記されています。
常陸国(今の茨城県)鹿島神宮の大神様(武甕槌命たけみかづちのみこと)が、大和国(今の奈良県)春日大社に向かわれる途中、この地に休憩された際に、近郷住民がその御神徳を慕って社殿を建立し、お祀りしたことが創建の縁起とされています。
社殿がなぜ西向きなのか。神様が海路でお渡りになることを想定した古代の庄内湖や舘山寺内浦の地理的な考察など、興味深いお話しを聞けて、知的好奇心が刺激されます。
曽許乃御立神社の第二鳥居から、南へ坂道を下り、庄内湖の畔に出た。これから巡る庄内湖の全景を見渡せる。
曽許乃御立神社をとりまく摂社は、6つあるのですが、今日のコースは3つの摂社を巡るライトコース。
最初に訪れたのが平松町の「八幡神社」。お社から南に庄内湖をのぞみ、海風がすがすがしい。
庄内湖を時計反対回りで西湖岸を走り、庄和町の「大和神社」へ。ここで行われていたある神事についてお話しを聞き、地域の歴史や祭事を後世に伝えることがどれだけ大切か、考えさせられました。
庄内湖西岸から「はまゆう大橋」を渡り、東岸へ。
はまゆう大橋でみんなと記念撮影をして、お昼は古人見の汽船場で、地元の有名なお店のサンドウィッチをいただきました。この汽船場もこの地域の交通移動手段が舟運であった時代背景が偲ばれて、よかったです。
最終の佐浜町の「貴船神社」へ庄内湖を左に見ながら到着。貴船神社と古代の庄内湖の湖岸の位置関係を確認しながら、お社が湖に向いていることや、今日訪ねた摂社が、神様が海路でお渡りすることを想定していることを感じることができました。
曽許乃御立神社への帰路は、白山鼻からオイスカ高校まで庄内湖東岸のダート道を走り、最後に急坂を上って戻ってきました。
宮司様にお出迎え頂き、由緒についてお話しをいただき、今日の約23㎞の自転車旅を終えました。
3時間半くらいのゆったりとしたサイクリングと歴史探訪。自転車だからできる旅です。地域への愛着が生まれるとっても良い旅でした。
※12月1日(日)には、6つの摂社を巡るフルコースが用意されています。距離はそれほど変わりませんが、アップダウンの激しいルートですので、それなりの心の準備と自転車の用意が必要です。
12月1日(日)の 参加申込はコチラから↓↓↓(若干名空きあり)